第1115回例会報告 (ランクC) 1.日 時 2014年7月28日(月)〜8月1日(金) 2.行 先 栂池高原〜親不知(栂海新道) 3.参 加 者 M賀 ・ I上 4.報 告 7月28日(月) 大阪を21:50発の高速バスで出発。バスは縦3列座席で、トイレ付き。途中1 回の 休憩をはさんで、就寝時間になると電気がすべて消されるので、バスの中は真っ暗。 寝られるか心配だったが、いつの間にか寝ていた。 7月29日(火) 長野着6:42。栂池高原行きのバスが8:20出発なので、朝食にしようと言って、 駅周辺を探したが、駅はバカでかいが、食べる所が少ない。喫茶店も7:30から営業。 仕方なくミスタードーナツに入ってコーヒーセットを注文した。バスで栂池高原に着いて、 ロープウェーとゴンドラリフトに乗り継いだ。準備して歩き始めたのが11時。乗鞍岳の 頂上直下は大きな石がごろごろしていて、歩きにくく、疲れた。山頂でライチョウ2羽と 対面。そこから白馬大池はもう目の前。小屋に着くなり、ビールで乾杯。歩き始めて2時 間半で到着。ちょっと速すぎるかな?受付を済ませて、ツエルトを設営する。テント場も いっぱいである。何もすることがなく、暇だったので、それからはM賀さんとビールを飲 みながら、山の話をして過ごした。 7月30日(水) 白馬大池を4時出発。今日は朝日岳小屋のテント場までの予定。5月の事故を思い出し ながら、三国境へ到着。やたらと白馬からこっちへ下りてくる人が多い。ツエルトが夜露 で濡れているので重い。雪倉避難小屋の前でツエルトを広げて乾かす。天気が良いので、 雪倉岳から周りの山々がよく見える。日中は暑くて思うように距離を稼ぐことができない。 朝日岳に着いたのが14時。そこから小屋まで40分かかった。今日は結局10時間くらい 歩いたことになる。小屋に着くとまずビールで乾杯。ロング缶800円。高いなあ!! でも、飲んでしまう。偶然に、大峰の大普賢岳に一緒に登った新幹線の運転手の人たちと 会い、そこでまた宴会が盛り上がった。19時半就寝。 7月31日(木) 栂海山荘に12時までに着けたら白鳥小屋まで行けるとのこと。朝日小屋から朝日岳まで 登り返さなければいけない。これからが今回の山行の核心部。花が豊富で、種類も多い。 また、景色がいい。雪渓をいくつか越え、中俣新道と栂海新道との分岐、黒岩山へ向かう が、なかなか遠い。暑いし、とにかく長い。23キロのザックも肩に食い込む。今日白鳥小屋 まで行くのは無理と判断し、栂海山荘に泊まることに決めた。いつもは無人だが、今日は 「さわがに山岳会」の人が3名来ていた。話を聞くと、さわがに山岳会がこの小屋を管理して いるらしい。小屋代は協力金ということで、2000円ずつ箱に入れた。今日はビールが飲め ないと思っていたら、ヱビスビールをもらい、さらに紙パックのお酒の差し入れもあった。 他に2名いた人たちも含めて、宴会ができた。本当に感謝、感謝!おいしかった。 8月1日(金) M賀さんがどうしても今日中に家に帰りたいとのこと。栂海山荘を3:30出発。白鳥小屋まで コースタイム4時間。この暑さとこの荷物ではとても歩けない。今まで朝食を途中で少し食べて いたのだが、今日はなぜか食べられない。物がのどを通らず、水ばかり飲んでいる。2ヶ所の 水場でしっかり水だけを確保して歩く。2人とも今日は何も食べていない。 親不知14:45到着。目の前に日本海が広がっている。そこに観光ホテルがあり、1500円 払ったら、風呂に入れて駅まで送ってもらえた。初日を除いて、毎日10時間くらい歩いた。 本当によく歩けたなあというのが実感。やはりこのコースは秋がいいと思うけど、時間が制約 されている中で、ロングコースを歩いたのに、価値があると思う。また天気も我々に味方して くれたような気がする。新大阪でM賀さんが下車するとき、「ありがとう」と言ってくれた言葉が 本当にうれしかった。今回の山行を計画して本当に良かったと思う。 (記 : I 上)
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