四国・石立山1708m
日時等 平31年4月21日 徳島・高知県境 石立山1708m 晴れ
平成最後の山登りで四国の石立山と天狗塚に登ってきました。
石立山は昨年一度例会に上げたのですが参加が無くて見送っていた山です。
石立山1708mは四国の山でも指折の険しい山らしい。
折角四国まで行くので、これだけじゃって訳で険しい山には癒しの山もってことで
天狗塚も登ることにします。
4月20日の夜8時自宅を出発。 この日はR195の鷲敷の道の駅で車泊。
石立山へは、徳島側からも四つ足峠トンネル手前の日和田からも登れますが、
高知側の別府峡から登るのがこの峻険な山の本領です。
21日朝、四つ足峠トンネルを抜けて高知に入り別府峡へと西熊林道へ入りました。
別府峡に車停めて出発。 少し先の赤い吊橋渡るといきなりの急登りが始まります。
急な崖っプチの道で転落防止の柵もあります。トラバースも何か所か通過。
杉の植林に入ってジグザグで高度を上げます。お花は三俣が咲いている位。
尾根をいったん下って竜頭谷に出合い、ここから険しい山登りが始まりました。
石立山は石灰岩の山です。
竜頭谷は石灰岩の崩落の散石で谷が全体白く見えます。
まずは向こうの尾根へと急斜面の白いザレを渡りますがFixRopeが無かったら
怖くて渡れないでしょう。
一度間違って残置Ropeで上がったら立ち往生です。 戻るの怖いのなんのって。
ようやくザレ場を抜けて対岸の尾根へ出ますが、この尾根の急なこと。おまけに狭い。
白い石灰岩のリスや出っ張り、木の根掴んで両手両足フル回転です。
この山は檜科のビャクシンが多く曲がりくねったのが時にRouteを塞ぎます。
傾斜が緩んだと思ったら尾根は痩せてきてナイフリッジもある岩稜帯になります。
石灰岩の割れ目は本当にナイフの刃みたいに鋭い。転倒でもしたら怖いな。
白い岩稜帯が大方終わった辺りでPink色が見えました。 もしや曙ツツジじゃ?
1200m?1300mあたりは曙ツツジが咲いてました。 本当にきれいです。
曙ツツジは赤ヤシオとも言うそうですね。
ようやく尾根は広がり大木の多い樹林帯に入りホッとします。
危険地帯は終わり急な登りは続きますが石立山西峰に到着です。
捨身(ステミ)ヶ岳の岩峰がすごいね。
石灰岩の岩峰が削ぎ落ちてとても行けそうもないですが行く人もいるらしい。
僕は命が惜しい。捨身にはなれません。
一旦下って登り返して石立山到着。
山頂一帯の立木はなぜか皆枯れて草地が広がり見通しが効きます。
残念ながら今日は薄く霞んで遠目はききませんでしたが、以前登った矢筈山や剣山・次郎笈くらいは解りました。
念願の山頂到着でしたし暑かったので缶Beerプシュ?。旨いなあ。
しかし下りの険しさ考えると飲まないほうが良かったかも。
引き返します。また緊張のナイフリッジやザレ場のトラバース終えて杉の植林帯についいたらホット一息付けます。
赤い吊り橋が見えたらヤレヤレでした。
分県登山ガイドの石立山の執筆者、土佐の酔鯨こと大森義彦氏は石立山を評して
玄人向きの通の山≠ニ云ってます。
長年の宿題だった通の山≠ノ登れて嬉しいね。
別府峡温泉に寄って汗流し南国市へ下ります。 明日は祖谷渓から天狗塚です。