日 時 平26年10月3日(金)夜発〜5日(日) 天候 4日:晴れ 5日:雨 行き先 南ア北部朝与峰2799m コース 4日 北沢峠〜栗沢山〜朝与峰往復〜仙水峠〜北沢駒仙小屋テント場 5日 当初予定の仙丈岳は悪天候につき中止撤退 〜北沢峠 参 加 K崎(幹事車)・K林、M川・M鍋
10月3日夜、K林さんを岸和田駅で、M川・M鍋さんを三国ヶ丘駅でPickUp。 高速の深夜料金が適用となる0時過ぎ伊那ICで降ります。 ガソリンを補給しておこうと、Self給油所に立寄りますが経験したことのない操作方 法にまごまご、とうとうCreditCard が取り出せない羽目に。これにはうろたえました。 係のおじさん呼んできますが、おじさんの持ってるキーが何故かFit せず。なんやかんやで 時間Loss。結局北沢峠行きのバス乗場の戸台仙流荘に着いたのもう1時廻ってます。 紅葉Season の週末とあって車も一杯泊まってます。これじゃTent 張りにくいからと戸台大 橋のGate まで前進してあんまり知られていない(P)でTent 張りました。ここは以前 M賀さんと鋸岳へ行った時車を置いたので知ってたんです。
えらく暖かい夜です。ちょいと寝酒やって就寝ですが寝たと思ったらもう起きてTent 畳むべくみなさんを起こします。バスは6時の筈だけど5時半過ぎから出てるようで僕ら も6台目位のバスに載せてもらえました。ちょうど6時でした。 登るにつれて紅葉が始まります。お天気は高曇りってところです。 バスからの眺めで一番は何と言っても鋸岳の稜線に開いた鹿穴ですね。バスの運転手さん も車を止めてくれ、見えましたね。南アきっての奇観とも言うべきかな。しかしこの天空に 開いた穴は大変な難所だったな。
北沢峠からは500mも歩けば北沢駒仙小屋のテント場につきます。ここはよい天場です。 もうテントかなりの数が張ってますね。僕らも2張り設営します。寝袋など不用品をテン トに放り込んで出発は8時でした。今日のTargetは朝与峰です。 朝与は鳳凰山脈と北沢峠を繋ぐ早川尾根の最高峰ですが、近くには地蔵のオベリスクや 白峰北岳・甲斐駒ヶ岳、それに南アの女王とも云われる仙丈岳と人気の山がひしめいて います。SuperStar達に囲まれるし、地味な山域と云うこともあってこの山を訪れる人は うんと少ないようです。私にとっても南アで登りたいけど最後に残った山でもあります。
南アらしい唐檜?と苔の深い森を登って行きます。登るにつれて背後の仙丈岳が段々 姿を現します。紅葉ですね。山上は今が盛りかも。 甲斐駒が見えてきます。いつ見ても素晴らしい山です。 駒津峰も紅葉してます。そしてその上は摩利支天から甲斐駒頂上にかけての白ザレの壁で すね。度々立ち止まりますが早川尾根に出ました。栗沢山へ到着。眺めるものが多すぎま すね。紅葉の仙丈の後ろは中アの木曽駒、その後ろがつい先日来水蒸気爆発してる御嶽です。 煙が大分に長く流れてます、今日も捜索活動しているんでしょうね。 乗鞍から穂高そして槍ヶ岳と続く北アの山山。乗鞍と御嶽の間遠くは白山ですね。 雲海の上に乗ってます。近くは北岳に間の岳、塩見も見えます。その後ろは荒川かな? やっぱり仙水峠を隔てた甲斐駒は圧倒的ですね。 特徴ある東南アジアの寺院みたいなのは鋸岳の第二高点。
もう目指す朝与はすぐ目の前です。その先には地蔵岳のオベリスクもはっきり見えます。 何が足らない? 富士山ですね。これは朝与に行くまで見えないでしょう。 栗沢山から朝与の間は狭い稜線で時には岩稜上を行くところも出てきます。 足元は見ないといけないし山も見たいし忙しい稜線です。 甲斐駒の後ろから出てきたのが八が岳、そしてとうとう富士山が出て来て朝与到着でした。 快晴じゃなかったけど遠目はよく効きました。 今回参加の皆さん、それぞれがそれぞれの山に想い出が有るんでしょうね。 Beerで乾杯です。
甲州側からGasが湧いてきます。そろそろ引き返しましょう。 今日は甲斐駒・仙丈は大勢の人で賑わっているでしょうが、僕らが山上で出遭ったのは ほんの数人です。栗沢山からは仙水峠へ急激な下りで、足元に気をとられている間に真っ正 面の甲斐駒はGasに隠れました。そのうち樹林が出てきます。石楠花が多いね。 仙水峠では甲斐駒から下って来た人で急に賑やかとなりました。 岩石累々の谷間を抜けたら樹林帯に入って仙水小屋。 小舎前でホースから出ている美味しい湧き水を頂きます。親爺はいなかったけど大きな 声でお礼は言っときます。Tentに戻ってきました。大分数が減ってました。
お茶は抜かしてオードブルをつまみに早速に宴会モードに入ります。気の早い人達ですね。 そのまま鍋に移行。順序が狂ったけどその後寒くなってきたのでTentに入ってお茶に。 今日は余り寝てなかったので早々と就寝しますが、夜中クークーと鳩のような変な物音で 目が覚めました。てっきり鍋の残りを漁りに来た動物だと思ったけど規則正しく響きます。 近隣のTentの多分外人かな?の鼾のようでした。 ついでだからトイレに行ってシュラフにもぐったら今度は隣のテントのM鍋さんが、動物 が来てるって。で、私、動物じゃなくて人間の鼻息だよって。 M鍋さんによるとこの珍しい発音は長時間続いたそうな。ということは長いこと謹聴し てたということですか。
5日は未明から雨となりました。こんなお天気では山登りできません。撤退です。 雨の中のテント撤収。北沢峠発一番バスに間にあって乗車できました。 戸台大橋のゲートで下車します。ゲートのおじさんは一昨年鋸に来た時、長話した おじさんでした。このおじさん話し好きです。今年もまたコーヒーまでご馳走になりました。 仙流荘は10時にならないとお湯に入れません。これもおじさんが電話掛けて聞いてくれ たよし。で、伊那ICに近い羽広の見晴らし湯まで行ってお風呂に。 まだ時間前だったけど館内には入れてくれます。外は冷たい雨ですからありがたいね。 今日食べる予定だったおやつなんか食べてる間に温泉の時間になります。 この立寄り湯、良いお湯だし僕は2回目だったけど他の皆さんも来たことが有るらしい。 序でにお昼もここでいただいて雨の中を帰阪しました。 仙丈は登れなかったけどお釣りがくるくらいの朝与峰で大満足です。 (記:K崎)
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