南ア白峰南嶺 黒河内岳(笹山)〜広河内岳 (大門沢コースからに変更) ・日時等 平26年9月3日(夜)〜5日 天候 曇り・小雨 ・行き先 南ア白峰南嶺 黒河内岳(笹山)〜広河内岳 ・コース 奈良田〜大門沢小屋(小屋泊) 予定変更ここで打切り,敗退。 ・参加者 K崎(幹事 車)・M賀 この夏の不安定なお天気(予報)に振り回されて結局敗退でした。 当初計画では初日に黒河内岳へ登って稜線Tent泊し、広河内岳まで縦走し大門沢へ下り 奈良田へ帰ってくるつもりでした。 しかしお天気が不安定です。 逆コースの方が安全度が上がりますから、初日に大門沢小屋止めで行くことにします。 3日正午、4日夜出発の最終確認のため天気予報を見ると予定を早めて今晩出発した方が よさそう。急遽M賀さんに連絡入れて今晩の出発とします。 M賀さんはもう準備済んでるそうですが、私は大慌てで準備にかかりますが慌てるとろくなことない。 この季節の稜線のテント泊に必要なダウンインナー持つの忘れてしまいます。 気にしてたのは持ち上げる缶Beerの数だけ。 3日夜7時、M賀さん拙宅に到着出発しました。 新東名の新清水で降りて日付けが変ってこの日の仮泊は身延の道の駅。 缶Beer1缶呑んで就寝は2時。 4日、5時起床で南アルプス公園線を早川に沿って奈良田温泉へ向かいます。 平日なのか、広い駐車場に車が十数台停まってただけ。 車内で朝食して7時過ぎ出発。 奈良田の第一発電所までは車道を20分ほど歩きます。 車ならここまでは入れます。 お天気は曇りです。 予定じゃそのうち晴れてくる筈。 ここからは一般車通行止めの林道を小1時間ほど登ります。 治水工事で砂防ダム造っているところは登山道は迂回路になってますが、工事してなけれ ば工事の車道歩いたほうが近いです。 いよいよ山道になって、取水堰のところで鉄の吊り橋を大門沢右岸に渡ればここから長い 大門沢の登りとなります。 ここらまでは途中出会うのは大門沢小屋を朝出てきた人たちです。 大きな岩で沢沿いが通行できなくなると、川を離れて山腹をからむようになり枝沢を丸太 橋で渡河。更に急登りで川から一旦離れ山中を行きます。 この辺は広葉樹ミズナラやカエデでしょうか、美しい森が続きます。 鹿が下草を食べるんかな目立つのはトリカブト位です。 なんでも食べる鹿でもあんな毒物の含むのは食べないんですね。 少し下って又沢沿いに復帰。又、丸太橋で左岸へ渡り、もう一度右岸へ、更に左岸と渡り ます。晴れるどころか少し霧雨模様になってきますが合羽は着ずに行きます。 ふっと上見たら大門沢の小屋が見えました。まだ11時過ぎだけど今日はここまでとして 宿泊の申し込みして小屋に入りました。 体を清式してお昼にします。 小屋の前に大きなテント掛けてますがこの下です。 M賀さんBeer買おうとしたら一人1缶だけだって。 なんでも在庫があんまりないんだそうな。 時間あるしちょっと眠いから昼寝でもするか。ふっと雨の音でめが覚めます。 しかし窓の外は明るいです。明るいのは外のテントが黄色だったからですが雨が降ってま した。登山者が次々やってきます。 元気な人は奈良田へ下りますが、ここで打ち切りに して泊まる人も出てきます。 3時過ぎたら来るのはもう北岳からの人になりました。 でかいザックが下から来ました。 いかにも鍛えた体付きで足ごしらえは地下足袋です。 聞いたら明日は広河内岳から池の沢へ下って釣りをするんだって。 やるねぇ。 結局この日のテント泊は5人ばかしでした。 僕らはテント持ってるけど小屋が有るんですから迷うことなく小屋泊でしたけど。 暇だから小屋の親爺と話します。とっつきが悪そうだけど意外に話し好き。 大門沢の小屋は私が今からざっと50年前に通った時にも有りました。 お爺さんが建てたんだそうです。 20数人の団体Tourが来るそうですが4時過ぎてもまだ来ない。 小屋中でもこの団体さんの噂話してます。 70代後半の広島の夫婦が団体を追い抜いてきたって到着。 雨も降ってます。結局着いたの薄暗くなった5時でした。 Tourって参加者の力量が色々だからこういう事が起こるんですね。 それにしても今時は南アの白峰3山縦走なんてコースに団体Tourが来るようになったんか。 大門沢小屋の夕食はさすがに芯がないご飯で美味しかったけど、おかずは50年前の南ア と同じでした。ちょっとね。 そう言えば夕食時おかずの足し前を持ち込んでBeer呑んでたの私だけだったかも。 Beer1缶制限がM賀さんには堪えた見たい。こんなにお酒飲まなかった山は無かったって。 小屋は夜は暖かかったけど夜中雨音してます。 翌日も朝起きると小雨です。 朝食済んでも雨止みません。 予報は曇り後晴れだって。 この予報に騙されてます。 上部はもっと状況悪い筈です。 視界の悪い時に稜線へ上がり広河内岳以南へこの天気で行くのは止めとこう。 M賀さんももう下ろうって。打ち切りにして奈良田へ引き返すことに。 小屋で一緒だった広島の夫婦を途中で拾って奈良田温泉の町営温泉まで送ってあげます。 お湯は良かったね。10時半奈良田を出ます。 結局今回は奈良田温泉へ入りに行ったようなもんでした。 (記:K崎) |