�ｂP１９６例会報告

日時等　　平成２８年４月１６日（土）　　天候　晴れ　

行　先　　 大峰　バリゴヤの頭１５８０ｍ〜稲村岳１７２６ｍ

コース　　 川迫川モジキ谷口（Ｐ）７時半〜強力尾根の頭〜バリゴヤの頭〜稲村岳〜母公堂（Ｐ）１５時半

難　度　　 Ｃ

装　備　　 各人ヘルメット　　補助Ｒｏｐｅ３０ｍ１本（使う場面は無し）

参　加　　 Ｋ�ｱ（幹事） ・ Ｍ賀 ・ Ｉ上

大峰に登った人は、大抵稲村岳から南に伸びる尾根の先に鋭い山容のバリゴヤの頭を

見た事が有る筈です。　この山は登山道が整備されず余り登られていません。　

私も登ったことが無くいつかは登りたいと想ってました。

稲村岳とバリゴヤの頭との稜線の中間へは、以前モジキ谷を詰めて突きあげたことは

ありました。 しかしバリゴヤと稲村岳の間を通しで歩いたことはありませんでした。

と云うことで、企画出したらＭ賀さん・Ｉ上さんの同行も得られ、天気も良く愉快な山行となりました。

コースはモジキ谷口から尾根を詰めて強力尾根の頭に達してバリゴヤの頭へ、その後

稲村岳へ稜線通しに出ると言うものです。

車は洞川の母公堂（Ｐ）とモジキ谷口（Ｐ）におけば周回コースも機動的にやれます。

前日夜、岸和田駅でＩ上さんをＰＩｃｋＵｐ、黒滝の道の駅でＭ賀さんと１０時前合流。

・・・となれば３人寄ればそのまま寝るって事はありませんね。１１時半まで宴会。

１６日朝、黒滝はまだ寒いです。

道の駅にテント張ってた京都の比良山岳会？の４人連れと遭います。

彼らは沢支度だったので、行き先聞くとモジキ谷を詰めてバリゴヤの頭に出、

下山は大川口へ下降だと。

この寒いのに沢とは。しかも行き先が沢からとは言えバリゴヤで同じとはね。

６時過ぎ出発。まずは車を１台母公堂に駐車し引き返して川迫川のダム手前モジキ谷口へ。

すると比良山岳会サンの車も既に着いています。彼らは沢へ、僕らは尾根へ出発です。

暫く往くと水路へ出ます。水路に沿って尾根の取り付き点を探していくと南谷の分岐看板。

念の為もう少し歩きますが、目星付けた尾根から離れるので南谷へとソマ道へ入ります。

ソマ道は尾根を横切りまだまだ続くので、これは往き過ぎだと目指す尾根方向へ今日の藪こぎ開始です。

植林地ですから歩きやすい処を選んで往くと目指す尾根に復帰、載りました。

尾根上は結構歩く人も多くなったんでしょうね、赤テープも踏み跡も予想外に結構着いてます。

この尾根は単純な地形で殆ど東へ歩くだけだし、まだ芽吹き前で見通しも良いのでテープ

なんか必要ないんですが。

１１５０ｍ辺りを過ぎる尾根は広がり散石が目立ってきます。　方向も幾分南に振ります。

大きな岩が出て来て傾斜もきつくなってきます。

ここを超えて行くと大岩が進路を塞いでます。

テープは３方向ほど付いてますが僕らは真ん中を取りました。

こう言う処はテープの先導が嬉しいね。　ルートは狭いから踏み跡も判ります。

狭いバンドを伝ったり岩を巻き上がったたりで突破。

振り返ると岩にぽっかり穴が開いてます。　ちょうど雨凌ぎに良さそうな形。

私、戻って見てみますと貫通して向こうが明るいです。　

ザックは置いて胎内くぐりです。　上を通った時はまさかこんなになってるとは気がつかずでした。

この先は地形は痩せて来て石楠花が目立つようになります。

岩と石楠花の間を登って行くと強力尾根の頭に到着。　展望も良いので休憩とります。

ここを過ぎると狭い稜線をテープ探しながら、ＵｐＤｏｗｎ続けて行くとバリゴヤの頭到着でした。

大体３時間ほどでした。　思ったより早く着けました。　展望はないけど大休止とります。

しまったね、久しぶりの山行なんで缶Ｂｅｅｒ持って来るの忘れてました。　残念。

しかしＢｅｅｒなんぞ飲まない方が良かったです。

稲村岳との間は想っていたより通行が難しい場面が何度かありました。

Ｍ賀さんのＮｅｔ情報が役立ちました。

ＵｐＤｏｗｎの繰り返しで疲れます。

それでも多分ドンブリ辻と想う最低鞍部１４８０ｍで一休みとります。

以前谷を詰めて来た時はここへ出たかも知れませんが、もう記憶はあいまいです。

春秋の大峰は良いねぇ。　皆さんも同感です。

もう稲村岳へは２５０ｍを登れば良いだけ。

Ｍ賀さんのキナコ餅で元気回復して、最後の登りに掛りますが稲村は鋭くのしかかる高さです。

石楠花が増えてくると地形も険しくなります。　ＦｉｘＲｏｐｅも２箇所掛ってました。

助かります。

最後の石楠花の密生に突っ込んだら山頂部の一角に出ました。

バリゴヤから大体２時間で突破です。　想ったより２時間も早く到着でした。

このモジキ谷口〜バリゴヤ〜稲村コースは、山慣れたＰａｒｔｙならお天気が良ければ

問題なく歩けるようです。　テープ類も沢山ついてましたし。

あとは大日山へは私登ったことが無かったので、御二人に待っていてもらって往復してきます。

稲村小屋は連休の小屋開けに備えて小屋番が登って来ていて開いてました。

待望の冷たいＢｅｅｒにありつけました。　嬉しいね、旨いのなんのって堪りません。

しかし親爺の自然保護の長口説を拝聴する羽目になりましたが。

ほろ酔いで法力峠まで長いトラバースが続きます。　こんなに長かったんかなぁ。

母公堂でコーヒー頂いて、車を取りにモジキ谷口まで戻ってここで解散でした。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ 記 ： Ｋ 崎 ）