六甲・荒地山


  


2月1日、昨年2月5日墜死した板ちゃんの追悼山行で六甲へ行ってきました。

板ちゃんは六甲が好きだった。 よくトレーニングやらゴミ拾いに出かけてました。

板ちゃんは温泉とお酒も好きだった。 どうせ下山したら飲み会になるだろう。

初めは行かないつもりだったけど当日朝、思い直して急遽出かけます。

阪急梅田駅で会の大勢のメンバーに飛び入りで合流します。



六甲って今まで殆ど行ったことが有りません。

人は多いし、植生は貧弱だし、眼下には大阪・神戸の密集した街並が迫ってます。

おまけに稜線には道路が走ってます。 猪まで出ます。

六甲最高点は今まで3回踏んでますが、ここを登りたいと思って行ったのは1回だけ。

後は以前、会の六甲縦走40km(本当は50kmだけど10kmはしょった)で鈴蘭台から

宝塚まで歩いた時。

もう一度は前の会社の保養所が宝塚にあって宴会宿泊の翌日、ただ電車で戻ったんじゃ

つまら無いから歩いて帰ろうと、山越えして芦屋まで出た時くらいです。


芦屋川駅を10時出発、参加者18人という大部隊ですから、バラバラと高級住宅街を抜けて

高座滝入口のお茶屋さんの処へ出ます。ここは記憶が有りました。

ロックガーデンの方へは向かわず、なんか狭い道にそれて行きます。

こうなると、もう私はついて行くだけ。 行き先は荒地山だそうな。

途中に結構な岩場を通過しますが、ここの名物で岩梯子って言うそうです。

潜り穴ではザックを外さないと通過できません。

その先でネコ2匹。 ネコが山の中で棲んでるんですね。

僕は知らなかったけど、ネコ好きおばさんが餌をやりに登って来るらしい。 

何とね。CatFoodにホワイトチョコを喰ってました。



荒地山到着でお昼にします。

帰りはこの辺詳しい会員が、Leadで下りますが道標も無く次第にややこしくなって

来るし目標の打越峠から外れて行くみたい。

初心者も混じっているので荒地山まで引き返して来ます。

六甲はメーン登山路以外に縦横に小道があって意外と面白いね。

そのうち横池?大きな池に出ました。 綺麗ですね。 ちょっと小雪が舞ったりします。

あれ、猪の小ぶりなのが2匹出てきます。

六甲じゃ鉄砲で撃たれてしし鍋にされることはないので、猪のお母さんは子供に人間は危険

だと教えないらしい。 猪兄弟は無警戒で遊んでました。

打越から七兵衛山に立寄り、ここで又大休止。

早く下ってしまっても飲み屋が開いてないからね。

時間調整して八幡谷に出て岡本へ下りました。




梅田は随分久しぶりです。 独身時は毎晩飲み歩いたんですがね。

会長が部屋を取ってくれてました。

板ちゃんはお酒に目が無かったから、私 献杯の辞を読みました。

漢詩を井伏鱒二さんが意訳されたものです。

   ♪ この杯を受けてくれ。 どうかなみなみと注がせておくれ。

            花に嵐のたとえもあるぞ。 サヨナラだけが人生だ。 ♪


その後はいつもの打ち上げ会となったのは勿論です。    ( 記 : K崎 )