�ｂP２０９例会報告

日時等　　平成２８年７月３０日　　天候　快晴

行き先　　大峰　前鬼川沢登り

コース　　前鬼林道車止め（Ｐ）１０時〜黒谷へ入渓〜前鬼川本流出合〜１０ｍ滝〜

　　　　　　長いナメで素麺〜右岸高巻き〜滝沢流れ込み〜コリトリ場通過〜

　　　　　　上流綺麗なお釜をコリトリ場と誤認〜更に上流遡行後コリトリ場へ戻る

　　　　　　＝行場道＝前鬼宿坊＝（Ｐ）１７時半

ランク　Ｂ　　沢自体は易しい。　水温はやや低い。

参加者　　Ｋ�ｱ（幹事・車）・Ｍ賀（車）・Ｋ林英・Ｋ林徹、Ｉ江・Ｎ村・Ｙ岡・Ｍ鍋　８人

　前鬼川は大峰南奥駈道の孔雀岳辺りを源流とする谷で、サファイアブルーの水色が

美しく前鬼ブルーと称されています。

易しい沢ですし、水温もやや低めですからお昼は沢中素麺で決まりです。

当日は下界はカンカン照りですが谷筋は天然冷房、終日美しい水と戯れ冷たい素麺

喰ってＢｅｅｒとくれば夏の天国的水遊びですね。

　下市口駅で８時過ぎ全員集合。車２台でＲ１６９を南下、伯母峰トンネルを抜ければ

水系は吉野川から北山川に変ります。

池原貯水池のＢａｃｋＷａｔｅｒが見えて来て前鬼林道へ。

Ｎ村さんの話だと、最近前鬼は人気で林道の車止め前の駐車場が一杯になるそうな。

途中七重の滝を俯瞰する場所が有ります。　名瀑１００選にも選ばれている滝です。

でも林道から（Ｍ賀さんによると）９００余段の階段を往復しないといけないとか。

今回は展望所から見るだけとしておきます。

まだ林道の車止めまで大分ある処で、沢支度のお姐チャンたちが川へ下りはじめてます。

私、前鬼川沢登りなら車止めまで行かないとって言ってあげました。

かわいいお姐チャン達、今風の沢支度で身を固めていたけど出発点が初めから違っちゃね。

N村さんの予想通りで、車止めはもう満車ですが何とか２台は（Ｐ）できました。

ここで沢支度します。　Ｉ江さんにはスリングで簡易ハーネスを付けてもらいました。

５０ｍばかし戻って入渓しますが、この沢は黒谷で少し下れば前鬼川本流に合流します。

綺麗ですね。　前鬼ブルーの水が流れてます。

遡行していくとお兄ちゃんたちが淵へ飛び込んでます。

手を見たら河童みたいな水かきのついた手袋。こんなの沢で初めて見たな。

Ｍ賀さん、その先で背たけ位のところから飛び込みました。

女性陣も全員次々飛び込みます。　沢の愉しみです。　　僕は遠慮しときます。

そのうちこの谷のハイライト１０ｍ滝へ出てきました。

白いしぶき上げて落ち込んで御釜はなんとも美しい前鬼ブルーで満たされてます。　

Ｋ林（徹）さんやＹ岡さんは入水して泳いでます。　でも冷たかったって。

滝は直登不可能ですから、左岸を高巻きするほか無いので、Ｍ賀さんまず登って

Ｒｏｐｅを垂らしてくれました。

次は私ですが、Ｐａｒｔｙの人数が多いので手間取りますから、私先行して滝上へ下りました。

ここで滝上の落ち口付近を対岸へ渡渉することになります。　

滑ったら一気に流されて滝壺に落下です。ですから先行ＰａｒｔｙもＲｏｐｅＦｉｘしてました。

別の２人組の男女が、やや滝口に近い水流が狭くなっているところをこちら側へ渡り始めました。

無論長いスリングで確保してもらってます。　男が無事渡渉したまでは私見てました。

僕らのＰａｒｔｙも下りてきたので、そっちを見てて先頭が下りたので振り返ると、

大変です。女の方が流されてます。　水流幅が狭いと言う事は水圧が高いと言うことです。

男の方は確保で精一杯。僕は走って行ってスリング持ちました。　

女は動転したのかスリングを片手で握ってるだけ。

僕は両手で握れと指示して２人がかりでゴボウ抜きで引き上げました。

ザック背負って水圧の掛っている人間ってエラク重たかったです。

沢で人命救助は初めてです。

無論僕らのＰａｒｔｙは広めのところを選んでＲｏｐｅＦｉｘで渡渉しましたとも。

長い岩盤が露出したナメに出てきます。　もう昼時で先行者達もお昼にしてます。

さあて素麺Ｔｉｍｅ。

沢中素麺って格別ですね。　水温低いから堪らず素麺だけじゃなくＢｅｅｒも冷やします。

保冷Ｂａｇから長いの２本も出す人も。　そりゃ行き過ぎだよ。

冷たくなった体も素麺喰ってる間に温まり又遡行再開です。

ヘツったり高巻いたり岩の間潜ったりと前進します。

左岸から滝沢が合流してきます。

この辺り湧水帯のようでどんどん湧水が噴出してます。

暫く滑りやすい左岸の岩の上を伝って行くと、岩盤にアンカー梯子が設置されてました。

そして行場道の道標も発見。

そうすると、ここが遡行の終点としていたコリトリ場付近って事になりますね。

私見たことないけどコリトリとは、垢離取で大きな青い水で満ちたＰｏｏｌ状の御釜だろうと思いこみしてました。

でもここはそんなＰｏｏｌ有りません。（最近埋まったらしい）              

もう少し前進すると青いＰｏｏｌ発見です。　終点だろう。

でも右岸の行場道の踏み跡なら薄すぎるな。　で私少し行ってみました。

赤いテープ３つ見つけたけど薄い踏み跡は又やがて川へ下ってます。　

ま全員で少し行ってみます。

なんかおかしいから皆には待っていてもらって、Ｍ賀さんと２人で更に前進したけど

もうこれは行き過ぎていて、さっきのアンカーまで戻ると決めました。

（帰ってきて調べると前鬼川上流の孔雀俣谷へ向かっていたんですね。）

アンカー手前まで戻ってきましたが、ここで私滑ってコリトリ場へドボンです。

結局私も垢落としした訳ですね。　

泳いで水から上がって対岸を見たら行場道の道標が見えました。

靴を履き替えて行場道を前鬼宿坊へ向かいます。

ドボンしたから体が冷えて歩いていても暑くも無し。　この行場道結構長かったな。

宿坊前でスパッツ外したＭ鍋さん、ヒル、って。　実害はないようでしたが。

結局ヒルに言い寄られたのはＭ鍋さんだけかな。　

でも宿坊の人はヒルを必ず殺してくれって。　付近で増殖すると困るんでしょう。

林道を下って車に戻ってきました。　１時間半遅れです。

上北山温泉で入浴してサッパリします。

私、休憩室でスマホ落としてるの発見。　受付のおばさんさっきまで居たアベックだと。

まだ川向うの駐車場にいます。Ｍ賀さん窓開けて北山川を越える大声でスマホって。

今日は人助け色々あるね。

もうすっかり暗くなりました。　

上市にかかると吉野川の河原で花火大会やってます。　今年初めての花火見れました。

下市口で解散。　　色々あった一日でした。　　　　　（記：Ｋ崎　Fhoto：Ｎ村）