南紀・小辺路果無峠


  
    

日時等   令和2年3月9日(月) 天候 晴れ この時期としては高温

行 先   南紀 小辺路果無峠(1060m)越え

コース   十津川温泉郷(P)〜果無集落〜果無峠〜七色分岐〜八木尾集落=(P)

難 度   Aランク 行動時間 約5時間

参 加   K崎(幹事・車)・M賀(車)・K川・M野・M鍋・S木


今年の冬はまれな暖冬で山には雪が少ないようです。

雪山はあっさり放念で外出もせずもっぱら冬籠り。ソロソロと春山始めないと。

というので考えたのが小辺路果無越えでした。

小辺路は高野山と熊野という2大霊場を結ぶ巡礼道ですが、道中はすべて山中で中辺路などより難路でした。

今回はその最終部 果無越えを歩きました。

出発の十津川温泉は標高約150m、最高所は果無山脈を横切る果無峠1060m

ですから山行と言っても構わんだろう。


当初の予定では3月8日(日)としましたが春に三日の天気なしっていう様に天気予報が日替わりで

コロコロ変わるのには困りました。

結局1日繰り下げ月曜として大正解。 好天で気温も上がって汗ばむくらい。

河内長野駅で女性陣をPickUp。 M賀さんとは五條ICを降りたコンビニで落合。

昨日の湿気残って気温が高いのかな霧というか靄がえらかったです。

出発点は十津川温泉郷の昴の湯、下山点は熊野本宮手前の八木尾集落です。

車を1台八木尾に廻して出発します。すっかり温かい好天となりました。


まずは熊野川支流の西川に架かる長い吊り橋を渡りますがユラユラして怖いね。

さすがに南紀です。もう桜があちこち咲いてました。

よく手入れされた石畳道を果無集落へと登っていきます。 道標も随所にあります。

果無集落は天空の村 日本の原風景等と紹介されてますが本当にそうですね。

集落の入り口のお家の庭先にはお水が出てました。 美味しいお水頂戴します。

集落のはずれで出会ったおじさんは椎茸の原木に種菌を入れてましたがコロナ騒ぎで来る人も

めっきり減って今日は2人通っただけだって。

私、TVのポツンと一軒家が来るんじゃって云うとまだそこまではいってないって。


道端に西国33か所の石地蔵さんが3丁(330m)ほどおきに随所に置かれてますから励みにもなります。

僕は29番くらいから見たんですが、最後は八木尾で1番、順に減っていきます。

誰が世話してるのかちゃんと花立には榊が供えられてました。

天水田(雨水だけで田んぼやってたらしい)跡で昼食休憩。

果無峠まではまだまだ遠いのでBeerって訳にはいきません。南紀らしいシダや照葉樹の森を登っていきます。

観音堂へ到着。 ここもお水が出てます。美味しいね。

お堂には3体の仏様ですが薄暗いので何観音様かは分かりませんがお参りします。


ここからもうひと頑張り。果無峠に出ました。 やっとBeerにありつけます。

壊れた宝篋印塔がありますが屋根型の先っぽの一か所は壊れて上にのせてました。

峠から果無山脈の尾根を西に向かえば最高点の冷水へと続きます、そこから外人男女の2人ずれが来たのにはびっくり。 

TrailRunなんかな。 ザックも持たず駆け下っていきました。


僕らもあんまりゆっくりは出来ません。 峠から先は和歌山県に入ります。

十津川村側の道は遍路道らしい整備がよくできた道だったけど本宮町側は手入れの良い山道といった感じに変わりました。

西国33番お地蔵さんの番号も減っていきます。

20丁石に出ます。

でも説明文が無ければ文字はすり減ってただの丸い石にしか見えません。

七色分岐の手前でとうとう熊野川の流れが見える処まで下ってきました。

最後は狭い石の階段を下って旧のR168号線八木尾Bus停脇に降り立ちました。


回送しておいた車に乗り込みますが帰りは6人乗り。 S木さんが荷物席に。 

ま15分窮屈ですが警察もいないだろうし。無事昴の湯(P)に戻ってきます。

皆さん温泉に。 私温泉Set忘れたのでお留守番。

M賀さんは急いでいるとかで中辺路廻りで先発で帰ります。 

僕は湯上りのお姐さんたちを乗せて河内長野駅で解散でした。