神戸・丹生山


  
   

臨時例会   丹生山例会報告

日 時 :  7月2日(木)

参 加 :  Y、M, M, K

コース :  谷上駅====丹生神社前バス停---旧参道----表参道分岐----縦走路----

  帝釈山----コル----丹生山----義経道----表参道分岐----丹生神社前バス停

谷上駅に着くと他の3人はもう来ていた、1人キャンセル4人で行く。

バスで丹生神社前に着き鳥居からスタート。

坂本厳島神社の先から竹藪の道に入る、

竹藪から雑木林の町石(一丁は109m)が続く旧参道で道は広い。

延命地蔵尊の所を左に行けば表参道で丹生山だが帝釈山に先に行くので

沢沿いの林道をまっすぐ進む。

杉の植林滞に代わっているが相変わらず鬱蒼として空は見えない。

丹生山との分岐からは一転して荒れた狭い山道の登りになる、

上り詰めるとコルで縦走路に出た。

体調不良で遅れているメンバーを待って右に縦走路を進み12時45分帝釈山の山頂に到着。

先客は2人、此処まで来て初めて視界が開けた、

淡路島から六甲山系の西半分が見えているが曇っているのでもう一つだが暑くないのは助かる。

ビールも飲み45分ゆっくりして先ほどのコルに戻り丹生山に向かう。 


この縦走路は15年前位に来ているが全然記憶にない。

20分で丹生城跡の石垣が残る明要寺跡に到着。階段を上がると丹生神社。

明要寺は6世紀半ば百済の聖名王の子「恵」に依り堂塔大伽藍を持つ明要寺を建立、

平清盛が深く帰依してしばしば参詣したというから歴史が偲ばれる。

「丹生山」の名前が示すとおり、この地は辰砂・鉄・銅などの鉱物資源を産する山で

特に辰砂・水銀の産出がこの地を古代の重要地としたと考えられている。

丹生山の南側の山麓には大正年間まで採掘したとされる銅山跡が残り、

北山麓淡河には鉄の廃坑跡が残っている。

辰砂(しんしゃ)は旧石器時代から赤色顔料として縄文土器や石棺等に塗られた。

辰砂は「賢者の石」という異名を持っており、錬金術と深い関わりのある鉱物であったとされています。

また中国では不老不死の妙薬であると信じられていました。

空気中で400〜600℃に加熱して生じた水銀蒸気を冷却することで

水銀を精製することができることから水銀の原料としても有名です。

毒性があり不老不死の妙薬と信じて服用し続けた中国の唐時代の皇帝達は

そのうちの少なくとも6人が水銀中毒で死亡したといわれています。


 一町石が始まる所から下山開始、義経道を下る積りだったが分岐の3町石を見逃して

真っ直ぐ表参道を下ってしまった。まあ、無理に衝原に降りる事も無いので

そのまま表参道を下り門下橋からは来た道を辿る。3時半頃丹生神社前のバス停に着く、

バスは30分位待たないといけないがしょうがない。

お喋りしているうちにバスが来た、箕谷行きだったから箕谷から神鉄で谷上迄、

乗り換えて反省会(?)するのに十三で途中下車、どの店も結構客入っている、

45分の飲み放題にしたが結局延長で追加して充分堪能しました。